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未入居物件はどれくらい下がるのか実際の相場や値引き交渉のコツを紹介

住まい探しを進めていく中で、未入居物件という言葉を目にする方も多いのではないでしょうか。新築と比べて価格が下がっていることもあり、気になっている方もいらっしゃるでしょう。しかし、値下がりの理由や購入時の注意点が分からず、不安を感じる方も少なくありません。

ここでは、未入居物件の値下がり相場や特徴、値引き交渉のコツ、購入時のチェックポイント、デメリットや注意点まで、分かりやすく解説します。納得できる住まい選びのための参考にしてください。

目次

未入居物件はどれくらい下がるか相場と特徴を解説

未 入居 物件 どれ くらい 下がる

未入居物件は新築と似ていながらも、価格や条件に違いがあります。どのくらい値下がりするのか、特徴や相場を知ることで、選び方の幅が広がります。

未入居物件とは新築との違い

未入居物件とは、一度も居住者がいないものの、建物が完成してから一定期間が経過しているマンションや住宅を指します。新築との大きな違いは、完成からの期間や販売開始後の経過時間にあります。たとえばモデルルームとして使用されていた部屋や、販売開始から売れ残った住戸が該当します。

新築物件は「未使用・完成後1年未満・未入居」の条件を満たすものですが、未入居物件は「未使用・完成後1年以上・入居歴なし」が多いという点で異なります。どちらも住まわれたことがないため、室内の状態はきれいなことが一般的です。しかし、登記上は中古扱いになるため、価格や税制度などで新築と違いが出てきます。

未入居物件の値下がり率と実際の価格事例

未入居物件は新築と比べると、多くの場合で価格が下がって販売されています。その値下がり率は、物件やエリアによって異なりますが、一般的には5~15%程度下がるケースが多いです。特に都市部や人気エリアでは値下がり幅が小さく、郊外や需要が低い地域では下がり幅が大きくなる傾向があります。

たとえば、都心の新築マンションが6,000万円だった場合、未入居物件として販売されると5,400万~5,700万円程度になる例があります。一方、郊外の物件では、3,500万円が3,000万円前後まで落ちることもあります。実際の価格は築年数や立地、売れ残り期間などさまざまな要因で変動しますので、複数の事例を比較することが大切です。

地域新築価格未入居価格(目安)
都心部6,000万5,400万~5,700万
郊外3,500万3,000万~3,200万

値下がりしやすい未入居物件の特徴

未入居物件にも、特に値下がりしやすい特徴があります。一般的には、販売開始から長期間売れ残っている物件や、駅から遠い、周辺に競合物件が多いといった立地条件が影響します。また、眺望や日当たりなどが良くない部屋、低層階や角部屋でない場合も、値下がりしやすい傾向です。

さらに、売主が早期に資金回収したい場合や、マンション全体の大半がすでに売れているが最後まで残ってしまった住戸は、目立った値下げが行われることもあります。現状の価格がなぜその水準なのか、周辺の新築や中古と比較しながら判断することがポイントです。

未入居物件が安くなるタイミング

未入居物件が値下げされやすいタイミングにはいくつかパターンがあります。たとえば、決算期や年度末など、売主の事情で早期売却を目指す時期は値引きが期待しやすいです。特に3月や9月は、企業の決算が集中するため、割安な物件が出やすくなります。

また、販売開始から半年~1年以上が経過している場合も、価格が下がるケースが多く見られます。さらに新築販売時のキャンペーン終了後や、近隣で新しいマンションが販売開始となるタイミングも、競争の影響で値下げされやすくなります。購入を検討する場合は、こうした時期を見計らって動くと有利になります。

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未入居物件の値引き交渉がしやすいケース

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未入居物件は、状況によって値引き交渉がしやすい場合があります。どのようなケースで交渉が有利になるかを知っておくと、納得のいく条件で購入しやすくなります。

立地や周辺環境による値引き可能性

立地や周辺環境は、値引き交渉の成否に大きく関わります。駅から遠い、生活利便施設が少ない、周囲に空き地が多いなど、他の物件と比べて魅力がやや劣る場合は、売主も価格交渉に応じやすくなります。一方で、駅近や人気エリアの場合は、値下げ幅が限定的になることが多いです。

また、近隣に同じような未入居物件や中古マンションが複数ある場合も、競争原理が働いて価格交渉の余地が生まれます。購入前には、周辺の販売状況や環境をよく調べてみましょう。

物件の築年数と値引きの関係

未入居物件であっても、建物の完成からの年数が経過すると、価格交渉がしやすくなります。たとえば、築1年以上の物件は、売主側も早期売却を優先する傾向があり、価格に柔軟に対応してくれる可能性が高まります。

築2年目以降になると「新築」として扱えなくなるため、税制や保証面などでも不利になる場合があります。そのため、売主は購入のハードルを下げるため、積極的な値引きに応じることがあります。購入希望者は、築年数や周辺の同条件物件と価格を比較しながら、適切な交渉を心がけましょう。

売主が業者か個人かで変わる交渉余地

未入居物件の売主が不動産会社やデベロッパーなどの業者か、個人かによっても交渉余地は変わってきます。一般的に、業者が売主の場合は、在庫管理や早期資金回収のため、値引きに応じやすい傾向があります。

一方、個人が売主となる場合は、値引き額が小さいこともあります。個人売主は、ローン残債や資金計画などの事情が絡みやすく、希望価格がはっきりしていることが多いからです。どちらの場合も、価格交渉に入る前に売主の事情を可能な範囲で確認しておくことが大切です。

分譲地内の売れ残り物件の値引き傾向

分譲地やマンションの中で、最後まで売れ残った住戸は、値引きの対象になりやすい傾向があります。売主は全体の販売終了を急ぐため、最後の数戸については特別価格を設定することもあります。

特に、同一物件内でほとんどの住戸がすでに売れている場合、残り物件の販売に苦戦している場合は、交渉によって大きな値下げが実現することも期待できます。ただし、そうした住戸は眺望や採光などで他に比べて条件が劣る場合が多いため、価格だけでなく内容や立地条件も十分に確認する必要があります。

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未入居物件を購入するメリットと注意点

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未入居物件の購入には、価格以外にもさまざまな魅力や注意点があります。どのようなポイントがあるのかを整理して、納得のいく選択を目指しましょう。

値引き以外のメリットと魅力

未入居物件には、値引き以外にもさまざまなメリットがあります。まず、実際の建物や部屋を内見できるため、間取りや日当たり、眺望などを自分の目でしっかり確認できます。新築分譲時は図面やモデルルームだけで判断しなければならない場合が多いですが、未入居物件は現物をチェックできる点が安心材料となります。

また、すでに建物が完成しているため、入居までのスケジュールが読みやすく、急いで引っ越したい方にも適しています。新築同様のきれいな状態でありながら、価格面で割安感があることも、多くの購入者にとって大きな魅力です。

内見で現状を確認できるポイント

未入居物件を内見する際は、室内や設備の状態をしっかりと確認することが大切です。具体的には、以下のようなポイントに注目しましょう。

  • 壁や床の傷、へこみ、汚れの有無
  • 設備(水回りや給湯器など)が正常に作動するか
  • 日当たりや風通しなどの住環境
  • 収納スペースの広さや使い勝手
  • バルコニーや共用部分の状況

こうした点をしっかり確認することで、購入後のトラブルを防ぎやすくなります。必要であればチェックリストを作成して現地で確認するのもおすすめです。

すぐに入居できる利便性

未入居物件は、すでに建物が完成しているため、契約後すぐに入居できるという利便性があります。新築マンションの場合、購入してから引き渡しまでに数か月から1年程度かかることもありますが、未入居物件は手続きが完了すれば短期間で新生活をスタートできます。

仕事や学校の都合で早めに引越しをしたい方、急な転勤やライフスタイルの変化に対応したい方には、こうした即入居可能な点が大きなメリットとなります。また、引渡しまでのスケジュールも明確なので、計画的に準備を進めやすいのも特徴です。

保証や減税措置の違いと注意点

未入居物件では、新築物件と比べて保証や減税の条件が異なる場合があります。たとえば、新築なら適用される住宅ローン控除や各種減税措置が、未入居物件では対象外になることがあります。また、建物の保証期間も、引き渡しからではなく「建物完成時」から計算されるため、実際に入居する時点で保証期間が短くなっている可能性もあります。

購入時には、どの保証がどれくらい残っているのか、固定資産税や登録免許税の優遇措置が適用されるかを事前に確認することが重要です。営業担当者や専門家に詳しく質問して、納得した上で購入を進めましょう。

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未入居物件を購入する際のチェックポイント

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未入居物件を選ぶ際は、価格や条件だけでなく、物件の状態や背景もしっかり確認することが欠かせません。後悔しないためのチェックポイントを整理してみましょう。

売れ残り理由や物件状態の確認方法

未入居物件が売れ残っている場合、何らかの理由があることが多いです。たとえば、立地や眺望、日当たりが他の住戸より劣る、間取りにクセがあるなどが考えられます。内見時には、こうした条件面を自分の目で確認し、気になる点があれば営業担当者に理由を聞いてみましょう。

また、建物や設備の状態も要チェックです。長期間空き家になっていた場合、ほこりや汚れが目立つ、設備に不具合が出ていることもあるため、実際に使用してみて確認することが大切です。チェックリストを活用し、細かい部分まで見落とさずに確認しましょう。

保証内容やアフターサービスの確認

未入居物件でも、保証やアフターサービスは残っていることが多いですが、内容や期間が新築と異なる場合があります。保証が「建物完成時」から計算されている場合は、有効期間がどれくらい残っているかを必ず確認しましょう。

また、アフターサービスの内容や連絡先、保証の範囲なども事前に確認しておくと安心です。売主や担当者に「どこまで対応してもらえるか」「どのような手順で依頼できるか」など、具体的に質問しておくと、万が一の際にも慌てずに対応できます。

価格交渉のコツと適正価格の見極め

未入居物件の価格交渉を行う際は、周辺の新築や中古マンションと価格を比較して適正価格を見極めることが大切です。周辺の取引事例を調べ、相場より高い場合は根拠を示して交渉すると、納得のいく条件を引き出しやすくなります。

また、決算期や販売終了間近など、売主が早期成約を望むタイミングを狙うのも効果的です。交渉時は「即決できる条件」や「リフォーム費用の負担」など、価格以外の項目も提案すると、より良い条件を引き出せる場合もあります。

物件選びで妥協しないためのポイント

未入居物件は新築より割安な場合が多いですが、条件に妥協してしまうと満足度が下がることもあります。間取りや立地、日当たりなど、自分や家族が譲れないポイントは明確にしておきましょう。

また、売れ残り物件は他より条件が劣るケースも多いため、「価格が安いから」と妥協せず、納得できる物件が見つかるまで慎重に選ぶことが大切です。購入後に後悔しないためには、自分の希望条件を整理し、優先順位をつけて選ぶことがポイントです。

未入居物件のデメリットとリスク管理

未入居物件にはメリットだけでなく、特有のデメリットやリスクも存在します。新築や中古としっかり比較しながら、リスクを理解し管理することが重要です。

新築と比べた保証や減税の違い

未入居物件は新築同様に見えても、登記上は「中古」として扱われることが多いため、新築住宅に適用される各種減税や優遇措置が使えない場合があります。たとえば住宅ローン控除や固定資産税の軽減措置が部分的または全く適用されないことも。

また、建物の保証期間も新築時点からカウントされるため、実際に入居できる時点で保証期間が短くなっていることもあります。こうした点は事前に確認し、想定外の出費や、万が一の時の補償切れなどを防ぐことが大切です。

長期間未使用による劣化リスク

未入居物件は誰も住んでいなかった分、設備や内装が新しい状態で残っている半面、長期間使われていないことによる劣化リスクもあります。たとえば、水回りや給排水管、設備機器は使われない間にサビや不具合が発生することがあります。

また、換気不足によるカビや結露、クロスの浮きなども見落としがちなポイントです。内見時には、こうした劣化やトラブルの兆候がないか細かく確認し、必要であれば専門家のチェックを依頼するのもおすすめです。

訳あり物件かどうかの見極め

未入居物件が大幅に値引きされている場合は、何らかの理由が隠れている可能性も考えられます。たとえば、周辺環境の問題や、建築上の不具合、過去にトラブルがあったなど「訳あり物件」のケースもゼロではありません。

購入前には、売れ残り理由を営業担当者にしっかり確認し、周辺の状況も自分でリサーチしましょう。また、インターネットで物件名を検索したり、近隣住民の評判を聞くなど、できる範囲で情報収集を行うことが大切です。

価格以外で損をしないための注意点

価格の安さだけにつられて購入を決めてしまうと、思わぬトラブルや損失につながることもあります。たとえば、管理費や修繕積立金が高額だったり、共用部分の管理状態がよくない場合もあるため、費用面や維持管理の状況もしっかり確認しましょう。

また、将来的な資産価値や、売却時の流動性についても考慮が必要です。目先の価格だけにとらわれず、総合的に物件の価値やリスクを判断することが、失敗しない住まい選びのポイントです。

まとめ:未入居物件の値下がりと賢い選び方のポイント

未入居物件は、新築同様のきれいな住まいを割安に手に入れるチャンスがありますが、条件やタイミング、リスク管理が重要です。価格の下がりやすいタイミングや交渉ポイントを押さえつつ、保証や減税の違い、設備の状態もしっかり確認しましょう。

安さや新しさだけにとらわれず、自分や家族の希望条件やライフプランに合った物件を選ぶことが大切です。事前の情報収集と冷静な判断で、納得できる住まい選びを目指しましょう。

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この記事を書いた人

賃貸でも、持ち家でも、暮らしの「心地よさ」は工夫次第。部屋の広さや間取りに関係なく、快適に過ごせるヒントを日々の生活から集めています。リフォームやプチ改造、インテリア選びなど、無理なくできる小さな工夫を発信中。

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