お風呂まわりの収納は、床や縁に置きっぱなしで掃除が面倒になりがちです。マグネットが使えない壁でも、吸盤や突っ張りラック、はがせる粘着テープなどを組み合わせれば「浮かせる収納」は十分実現できます。ここではすぐ試せる手順や素材別の注意点、賃貸でも跡が残りにくい方法、具体的なグッズ紹介までを、わかりやすく丁寧にご紹介します。まずは簡単ステップから始めましょう。
お風呂で浮かせる収納がマグネットつかない壁でも叶う簡単テク

すぐ試せる最短ステップ
マグネットが使えない場合でも、まずは手間が少ない方法から試すのがおすすめです。最短ステップは「掃除→位置確認→仮止め→本固定」の4段階です。
最初に貼り付け予定の壁面を水拭きし、乾燥させて汚れや石鹸カスを取り除きます。次に、設置する位置を実際にものを置いてシミュレーションし、高さや取り出しやすさを確認します。
仮止めはマスキングテープや水だけで試せる吸盤で行い、使い勝手を日常動作で確認します。問題なければ、吸盤をしっかり押し付ける、はがせる両面テープの幅を広げる、突っ張りラックの位置を最終決定するといった本固定に進みます。
取り付け後は24時間ほど負荷をかけずに静置して粘着や吸着力の定着を待つことが重要です。重いものを載せる場合は、複数箇所で支える、トレーを軽くするなど荷重分散も忘れずに行ってください。
吸盤で浮かせる際の基本と注意点
吸盤は手軽で跡が残りにくい一方、表面状態や温度・湿度に影響されやすい点に注意が必要です。まず、壁面は完全に乾いた状態で使うことが基本です。石鹸カスやヌメリがあると吸着不良になりますので、設置前に中性洗剤で油汚れを落とし、乾燥させてください。
吸盤を付ける際は水を少量つけて気泡を抜きながら押し付けると密着しやすくなります。定期的に吸盤の位置を外して裏側を洗い、隙間に入った髪の毛やゴミを取り除くと吸着力が長持ちします。吸盤は耐荷重が小さいものが多いので、重いボトルを直接載せず、小さな小物や軽量のトレー向けに使うのが安全です。
また、長期間固定すると壁と吸盤の間にカビが発生することがあります。数週間に一度は外して乾燥させる習慣をつけると衛生面でも安心です。
はがせる粘着テープを安全に使うコツ
はがせる粘着テープは賃貸でも跡を残しにくく、強度も比較的高い便利な選択肢です。選ぶ際は耐水性と耐荷重表記を確認し、取扱説明に沿って使用してください。貼る面は油分や石鹸カスを拭き取り、完全に乾かしてから貼ることが重要です。
貼る際は力を均等にかけ、隙間なく密着させます。重いものを掛ける場合はテープの面積を増やす、複数箇所に分散して貼ると外れにくくなります。剥がすときは端からゆっくり引き、粘着剤が残った場合はアルコールや中性洗剤で拭き取るときれいに取れます。
高温多湿の浴室では長期使用で粘着力が落ちるため、半年ごとに張り替えを検討してください。接着面の表面材質によっては塗装や樹脂がはがれるリスクがあるため、メーカーの注意書きを確認し、目立たない場所で試してから使うと安心です。
突っ張りラックで床から離すメリット
突っ張りラックは床を傷めずに高さを調整して設置でき、広い収納スペースを確保しやすい点が魅力です。床から浮かせることで掃除がしやすく、浴室全体が清潔に保てます。取り付けは天井や上部の梁にテンションをかけるため、転倒リスクが低く安定します。
設置時は高さ調整範囲を確認し、天井の状態に合わせてゴムパッドなどを使って滑り止め対策を行ってください。重いシャンプー類を置くときは棚板の耐荷重を守り、重心が高くならないように下段に重いものを配置するのが安全です。
賃貸の場合は、天井に強い跡を残さないタイプを選ぶと安心です。湿気が多い場所では金属部のサビや接合部の緩みを定期的に点検し、必要なら防錆スプレーや樹脂製パーツに交換すると長持ちします。
マグネット補助プレートを使う場面と効果
マグネット補助プレートは、マグネットが使えるようにしたい場所に貼り付ける薄型の金属シートです。元の壁が磁性を持たない場合でも、補助プレートをはがせる粘着で取り付けることでマグネット式のラックやフックが使えるようになります。
取り付けるときはまず壁面を清潔にし、プレートを平らに貼ることが重要です。プレート自体の耐荷重は製品により異なるため、マグネットで吊るす物の重さや振動を考慮して選んでください。磁力を利用すると着脱が簡単になり、掃除のときに外して乾燥できる点もメリットです。
ただし、補助プレートを使う場合は粘着面の耐水性や経年劣化を確認してください。長期間貼りっぱなしにすると粘着剤が劣化して剥がれやすくなるため、定期的な点検と貼り替えをおすすめします。
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壁材や環境を見て選ぶ失敗しない設置法

タイル 樹脂 塗装壁の違いと適合方法
浴室の壁材は大きく分けてタイル、樹脂(ユニットバス系)、塗装壁の三種類があります。タイルは表面が硬くて吸盤が効きにくい場合がある一方、はがせる粘着やアンカーを使った補助プレートが有効です。目地部分は避け、なるべく平滑な部分を選んで貼り付けてください。
樹脂壁は吸盤が比較的効きやすいですが、表面が柔らかいと粘着テープで塗装や表面コーティングが剥がれる恐れがあります。製品の注意書きを確認し、強力粘着は目立たない場所で試してから使用することをおすすめします。
塗装壁は表面の仕上げによって吸着力が変わります。艶があると吸盤が付きやすく、ざらつきのある場合は粘着系のほうが安定します。賃貸で跡を残したくない場合は、吸盤や突っ張りタイプなど跡が残りにくい方法を優先してください。
吸盤が効かない原因を簡単にチェックする方法
吸盤が効かないときは、まず壁面の汚れと乾燥状態を確認します。石鹸や油汚れがあると密着が悪くなるため、中性洗剤で洗ってしっかり乾かしてください。次に吸盤自体の表面をチェックし、ひび割れや変形があれば交換が必要です。
温度差や湿度も影響します。冷たい面や結露している場所では密着力が落ちるため、設置前に温度を整え、結露がない時間帯に取り付けると良い結果が出ます。また、吸盤サイズが小さすぎると荷重に耐えられないため、対象の重量に応じたサイズ選びも重要です。
最後に、壁面が凸凹している場合は平らな補助板を間に挟む、あるいは別の固定方法に切り替えることを検討してください。簡単なチェックで原因を特定できれば、改善方法も見つかりやすくなります。
耐荷重の見方と安全に使うための目安
製品の耐荷重表示は「静止荷重」に基づいていることが多く、使用中の振動や衝撃、温度変化で実際の耐久性は下がる点に留意してください。表示された耐荷重の約6〜7割を目安に使うと安全性が向上します。
例えば、棚に合計5kgまでの表示がある場合は実際には3〜4kg程度に抑えるのが無難です。重心を下に置く、複数箇所で支える、重い物は床置きや別の強固な収納へ移すといった工夫が必要です。
また、取り付けた後は定期的な点検を行い、緩みや変形、粘着部の剥がれが見られたらすぐに荷物を減らすか取り外して補修してください。
湿気の多い浴室で優先すべき素材選び
浴室は常に湿気が高いため、防錆や防カビ性能のある素材選びが重要です。金属部品はステンレス(SUS304など)や樹脂被覆されたものを選ぶと錆びにくく長持ちします。プラスチック製品は耐熱性と紫外線への耐候性を確認してください。
粘着剤やゴム部分は水に強いタイプを選ぶと劣化しにくくなります。吸盤はシリコーン製や特殊ラバー製が水中でも柔軟性を保ちやすく、吸着性能が安定します。長期間を見越すなら、金属接合部に防錆スプレーをかけるなどのメンテナンスも考慮してください。
賃貸で跡を残さない取り付け方の基本
賃貸で跡を残したくない場合は、吸盤、突っ張り式、はがせる粘着シートの中でも「はがしやすさ」が明記された商品を選ぶのが安心です。突っ張りタイプは天井に跡が付きにくく、壁を直接傷つけない点がメリットです。
粘着テープを使う場合は、賃貸用の専用テープ(剥がしやすいタイプ)を使用し、剥がす際は説明書通りにゆっくりと低角度で引き剥がすと跡が残りにくいです。万が一の備えとして、目立たない場所で事前にテストを行うことをおすすめします。
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方法別の具体例とどんな家庭に向くかの判断ガイド

強力吸盤タイプの設置例と向いている人
強力吸盤は手軽で工具不要、取り付けも短時間でできるため、賃貸や短期利用の家庭に向いています。設置例としては、シャンプー類の小型ラックやスポンジ・タオル掛けが挙げられます。
使うときは壁面を清掃し、吸盤に少量の水をつけて押し付けて気泡を抜きます。重い詰め替えボトルを直接載せず、軽量トレーやホルダーを使って分散させると安心です。小さなお子さんがいる家庭では落下防止の観点から、定期点検をこまめに行うことが重要です。
はがせる両面テープで作るオリジナル棚の手順
はがせる両面テープで小さな棚を作る手順は簡単です。まず棚板を選び、棚板の接地面にテープを均等に貼ります。壁面は清潔にして乾燥させ、位置をマスキングテープで仮決めした後、本貼りします。
貼り付け後は24時間ほど静置して粘着を安定させてください。耐荷重に余裕を持たせるため、テープを多めに使い、棚のエッジは補強すると長持ちします。重いものは載せず、化粧品や小物類など軽量物向けに使うのが向いています。
突っ張り棒と突っ張りラックの活用パターン
突っ張り棒は簡易のハンガーや仕切りに、突っ張りラックは大容量の収納に適しています。洗濯物を一時的に干したい家庭や、床にものを置きたくない家庭に向いています。
設置は天井との間にしっかりテンションをかけ、滑り止めパッドを併用してください。ラックは下段に重い物を置き、上段は軽い物を置くことで安定させます。こまめな点検で緩みを確認することが重要です。
吊り下げ式バスケットで空間を広く使うコツ
吊り下げ式バスケットはシャワーフックやカーテンレールなどに掛けるだけで使える簡単な収納です。空間を有効利用でき、床がすっきりする点が利点です。
重さがかかるとフックから外れることがあるため、フック固定部分を補強したり、重量を分散して使うと安心です。頻繁に使うものは下段に配置し、取り出しやすさを優先してください。
コーナーラックや床置きしない台の配置例
コーナーラックは浴室のデッドスペースを有効活用するアイテムです。三角形の棚は安定感があり、タオルや詰め替えボトルを効率よく収納できます。床置きしない台は掃除の手間を減らし、見た目もすっきりします。
設置場所は水が直接かからない角を選び、耐水素材の製品を使うと長持ちします。家族の使用動線を考え、高さや位置を調整してください。
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すぐ買えるおすすめグッズと選び方のコツ

ダイソーなど100円グッズで手軽に始める方法
100円ショップのグッズはコスパが良く、まず試してみたい人に向いています。吸盤フック、ミニトレイ、シャンプーホルダーなど手軽に揃います。
ただし、耐久性や耐荷重は限られるため、重い物を載せる用途には向きません。試用品として使い勝手を確認し、長期的に使う場合は耐久性の高い製品に買い替えることをおすすめします。
吸盤やフックの強度比較と選び方のポイント
吸盤やフックを選ぶ際は、サイズ・材質・耐荷重表示を確認してください。大型吸盤は面積で吸着力が増すため重いものに強く、シリコーン製は経年劣化が少ない傾向があります。
フックはステンレスや樹脂コーティングされたものを選ぶとサビに強く使いやすいです。実際の使用場面を想定して、余裕をもった耐荷重の製品を選ぶことが重要です。
ステンレス製や樹脂製の防錆ポイント
金属製のラックやフックはステンレス製(SUS304など)を選ぶと錆びにくく安心です。表面がメッキやコーティングされたものは水が直接当たる部分から剥がれることがあるため、定期点検が必要です。
樹脂製は軽くてサビの心配が少ない一方、高温や直射日光に弱い場合があります。浴室の環境に合わせて素材を選び、金属部分には防錆スプレーを使うなどメンテナンスを行ってください。
詰め替えディスペンサーと水切れトレーの選び方
詰め替えディスペンサーは重量と吐出のしやすさが使い勝手のポイントです。軽量で滑りにくい素材を選び、底に水がたまりにくい水切れトレーを組み合わせると清潔に保ちやすくなります。
トレーは取り外して洗えるタイプ、または水が流れる溝があるものを選ぶとヌメリ防止に役立ちます。詰め替えの頻度や家族の使用習慣に合わせて容量と形状を選んでください。
口コミで選ぶ定番シャワーラックと特徴
口コミで評価の高いシャワーラックは、組み立てやすさ、耐荷重、錆びにくさのバランスが取れていることが多いです。特にステンレス製でコーティングが良好な製品は長持ちする傾向があります。
購入前に設置場所の寸法や家族の使用方法をチェックし、実際の使用レビューで「落ちにくさ」「掃除のしやすさ」を確認すると失敗が少なくなります。
掃除とメンテナンスで長持ちさせる日常の工夫
ヌメリやカビを防ぐ毎日の習慣
浴室のヌメリやカビは湿気と石鹸カスが原因です。毎回使用後にシャワーで壁や棚を流す、水切り用のスクイージーで水滴を落とす習慣を付けると発生を大幅に抑えられます。
換気扇を使用して十分に換気する、バス用品は風通しの良い位置に収納することも効果的です。週に一度は中性洗剤や専用のカビ取り剤で拭き掃除を行い、吸盤や粘着部分は外して乾かす習慣をつけると衛生的に保てます。
吸盤や粘着の再接着と寿命の見極め方
吸盤や粘着素材は使用環境で寿命が変わります。吸盤が柔らかく割れてきたり、粘着力が著しく落ちたら交換のサインです。再接着する際は残った粘着剤や汚れをきれいに除去し、乾燥させてから新しい粘着剤や吸盤を取り付けてください。
小さな補修なら市販の粘着剤や吸着補助剤で復活することもありますが、安全性を優先して早めに交換すると事故を防げます。
金属部のさび対策と交換のタイミング
金属部分は錆び始めたら早めの対処が必要です。軽度のサビはペーパーで落とし、防錆スプレーやクリア塗装で保護すると延命できます。しかし重大な腐食や強度低下が見られる場合は交換が安全です。
定期点検を行い、接合部の緩みや変形がないか確認してください。特に浴室では小さなサビが進行しやすいので早めの対応が長持ちのコツです。
重さを減らして負荷を分散する整理術
収納物を減らし、重いものは床置きまたは複数の支点で支えることで負荷を分散できます。詰め替えボトルを小容量にする、軽い詰め替え容器に入れ替えるなどで総重量を下げる工夫も効果的です。
棚を複数に分けて配置したり、同じ場所に集中して置かないようにすることで一箇所への過負荷を防げます。ラベリングして必要なものだけを優先的に置く習慣も整理の助けになります。
季節や家族構成で見直すチェック項目
季節ごとの湿度変化や、家族構成の変化で使用頻度や収納量は変わります。梅雨時や冬場は結露が増えるため、取り付け部の点検を増やしてください。小さな子どもがいる場合は落下防止や低い位置の収納を優先するなど、状況に合わせた見直しを行いましょう。
定期的に「使っていない物の整理」「接着部の状態確認」をルーチンにするとトラブルを未然に防げます。
今日から始めるお風呂の浮かせる収納プラン
今日から始められるプランは、まず簡単なアイテムを試して使い勝手を確認することです。強力吸盤のフックや100円のミニトレイで仮置きし、日々の動線に合うかをチェックしてください。
次に、問題がなければ耐久性の高いステンレスラックや突っ張りタイプを導入して本格運用に移行します。賃貸ならはがせる粘着や突っ張り式を中心に選び、取り外しやすさを優先してください。
最後に、定期的な掃除と点検のスケジュールを設定し、湿気対策や荷重分散を継続することで長く安全に使えます。小さな改善を積み重ねるだけで、浴室はぐっと使いやすくなります。
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