使っていない床の間を撤去して部屋を広げることはできないか、と考えている方もいるのではないでしょうか。床の間を飾る習慣がなくなり、家具を置けない空間をもったいなく感じることもあります。
多くの住宅では、床の間の段差をなくして周囲の床とつなげるリフォームを検討できます。ただし、床柱や壁を取り除けるかどうかは建物の構造によって異なり、見た目だけでは判断できません。
この記事では、床の間を撤去する費用の考え方、具体的な工事の流れ、畳とフローリングそれぞれの仕上げ方、後悔しないための確認事項を紹介します。
床の間を撤去して部屋を広げることは可能?まず知っておきたい結論

床の間を撤去して、これまで使いにくかった部分を居室の床として利用できるようにする工事は可能な場合が多いです。ただし、床の間を構成するすべての柱や壁を取り払えるとは限りません。最初に確認したいのは、床の段差だけをなくしたいのか、柱や壁も撤去して空間をつなげたいのかという点です。
床の段差をなくすだけなら比較的計画しやすい
一般的な床の間は、畳の部分より一段高くなっていたり、床板の材質が異なっていたりします。この部分を解体して床下地を作り直し、部屋の高さに合わせれば、家具を置ける平らな床として活用できます。
例えば、六畳の和室に奥行きのある床の間が付いている場合、床の間を平らにすることでタンスや机を壁際に寄せやすくなります。もとの六畳部分の畳を変えなくても、実際に使える床の範囲を増やせるのが利点です。
もっとも、床の間の下にどのような下地があるかは住宅ごとに異なります。単に表面の板を取り替えるだけで済むとは限らず、床組みの調整や補強を含めて考える必要があります。
床柱や垂れ壁を残しても部屋は広く使える
床の間の両側には床柱や間仕切りがあり、上部には「垂れ壁」と呼ばれる、天井から下がった壁が設けられていることがあります。こうした部分が残っても、床面がつながれば収納や生活動線を改善できる場合があります。
例えば、柱の内側に収まるサイズの本棚を置いたり、柱を残したままデスクスペースにしたりする方法です。すべて撤去する計画より工事範囲を抑えられる可能性があり、和室らしい雰囲気も一部残せます。
「柱が残るなら意味がない」と判断する前に、置きたい家具の寸法と出入りに必要な幅を測ってみましょう。目的によっては、床を平らにするだけで不便を解消できることがあります。
床の間の撤去と、隣の部屋まで広げる工事は別に考える
床の間を居室の一部にする工事と、和室・リビングの間の壁を撤去して一部屋にする工事は、必要な確認や費用が異なります。後者は柱や耐力壁など、建物を支える部分に関わる可能性が高くなります。
床の間がなくなっても住宅の外形や床面積が増えるわけではありませんが、家具を置ける範囲や動ける場所が広がることには十分な意味があります。一方、間仕切りの撤去まで行うなら、建物全体の安全性を踏まえた検討が必要です。
床の間を撤去する費用相場と金額が変わる理由

費用は、撤去する範囲と完成後の仕上げ方によって大きく変わります。床の間の解体費だけを見て予算を決めると、床下地や壁の補修が加わったときに想定を超えることがあります。
| 工事の範囲 | 費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 床の間の撤去が中心 | 約6万~10万円 | 床の間の解体・撤去。床の仕上げ直しなどは別途となる場合あり |
| 撤去と床の段差解消・部分補修 | 十数万~30万円程度を想定 | 撤去、床下地の調整、床材施工、周囲の補修など |
| 和室全体を洋室へ改装 | 約50万~130万円 | 撤去に加えて、床・壁・天井・建具などを広い範囲で変更 |
上記は公開されているリフォーム費用の目安や施工例を参考にした予算検討用の幅であり、全国共通の定額料金ではありません。特に部分補修は既存の状態による差が大きいため、現地確認に基づく見積もりが必要です。
解体費以外に床下地と処分費がかかる
床の間には床板、下地材、壁の仕上げ材などが使われています。取り外すだけなら小規模でも、撤去した場所を安全に歩ける床にするには、下地の新設や高さ調整が必要になることがあります。
見積書では「解体工事」「木工事」「床仕上げ」「廃材処分」「養生」などの項目を分けて確認すると内容が分かりやすくなります。養生は工事中のほこりや傷から周囲を守るための準備です。
床の間の解体費が安く見えても、床材の張り替えや巾木の取り付けが別料金なら、総額は変わります。見積もりを比べる際は、撤去後にどの状態まで仕上げる金額なのかを確認してください。
柱・壁・天井を触ると費用が増えやすい
床柱を撤去して壁を一直線に仕上げる、垂れ壁を取り除いて天井まで開放するなど、見た目を大きく変える工事は手間が増えます。構造上の柱を移す必要がある場合には、補強計画自体が必要になることもあります。
さらに、古い塗り壁を新しいクロスにする場合、表面の状態によっては下地ボードを張る工事が加わります。新しい部分だけを仕上げると色や質感の違いが目立つため、壁一面や床全体の張り替えを選ぶケースもあります。
「床の間だけの工事」のつもりでも、仕上がりを自然にするほど周辺の内装工事が増える点は、予算を考えるうえで大切です。
工事範囲別に予算を分けると比較しやすい
例えば、床の間に背の高い家具を置くことが目的なら、「床の間の段差を解消し、周辺の壁はできるだけ残す」という条件で見積もりを依頼できます。反対に、和室を洋室へ変えたいなら、床・壁・天井を含めて依頼したほうが完成像を統一しやすくなります。
予算が限られるときは、最低限の段差解消案と、内装も整える案をそれぞれ出してもらう方法が有効です。単純に安い会社を選ぶより、同じ仕上げ条件で総額を比べやすくなります。
床の間を撤去して平らな床にする工事の流れ

工事では、単に飾り棚を外すのではなく、撤去する部材を確認してから床下地や壁を仕上げます。工程を知っておくと、見積もりに必要な作業が入っているかも判断しやすくなります。
現地調査で寸法と構造を確認する
最初に、床の間の幅・奥行き・高さ、周囲の床との段差、壁や柱の位置を測ります。できれば建築時の図面や以前のリフォーム記録も用意します。ただし、図面どおりに施工されているとは限らないため、実際の状態を確認することが欠かせません。
特に重要なのは、撤去したい柱や壁が建物を支えているかどうかです。必要に応じて天井裏や床下も調べ、工事後の床をどう支えるのかを検討します。
また、床の間に照明、コンセント、エアコン配管などが近接していないかも確認します。配線や設備があれば、撤去方法と追加工事の有無が変わるためです。
養生をして必要な部材だけを取り外す
工事当日は、畳や建具、近くの家具を保護し、ほこりが広がりにくいよう作業場所を区切ります。そのうえで床板、造作材、不要な下地などを順に取り外します。
床柱や垂れ壁は、不要に見えても安易に切断しません。構造上残す部材と撤去できる部材を分け、必要な範囲だけを解体します。古い住宅では、外した材料の裏側に傷みや湿気の跡が見つかる場合もあります。
撤去後に下地の状態が予定と異なることが判明した場合は、その場で工事内容と追加費用の説明を受けてから進めるのが安心です。
下地を作り、隣接する床の高さに合わせる
床の間と部屋の床の高さをそろえるため、木材や合板などで下地を調整します。ここで重要なのは、完成面だけでなく下地の強度と水平を確保することです。施工が不十分だと、歩いたときのたわみや床鳴りにつながるおそれがあります。
畳の和室であれば、畳の厚みを考慮して新しい床を設ける必要があります。フローリングの洋室では、既存材と新しい材の厚みの違いも計算しなければなりません。
タンスや本棚のような重い家具を置く予定なら、事前に伝えておきましょう。とくにピアノなど重量が集中する物は、単なる段差解消とは別に荷重の確認が必要です。
床・壁・見切り部分を仕上げる
下地が整ったら、畳やフローリングなどの仕上げ材を施工します。既存の壁に解体跡が残る場合は、下地補修やクロス張りなどを行います。最後に、床材の境目や柱の取り合い部分をきれいに納めます。
同じ床材が手に入らない場合は、色の近い材料を選んでも継ぎ目が見えることがあります。仕上がりを重視するなら、床一面を張り替える案と部分的に納める案を比較してください。
工事後は床の段差、きしみ、釘やビスの出っ張り、壁の傷、建具の開閉を確認します。家具を戻す前に確認しておくと、不具合があった際の手直しを依頼しやすくなります。
床柱や壁を撤去するときに気をつけたい構造上の問題

床の間のリフォームで最も慎重に判断したいのが、柱と壁の扱いです。床柱には装飾的な役割のものもありますが、外から見ただけですべてを区別することはできません。
床柱は必ず撤去できるわけではない
床柱は床の間を印象づける部材ですが、位置や納まりによっては周辺の柱や梁との関係を確認する必要があります。床柱らしく見えるから装飾専用だろうと考え、独断で切ったり抜いたりするのは避けてください。
建物を支える柱は、上階や屋根からの重さを受けることがあります。撤去を希望する場合は、設計図面と現地の状態をもとに、建築士など構造を判断できる専門家に確認してもらう必要があります。
柱を残して周囲の床だけ仕上げる方法や、柱をデザインの一部として使う方法なら、希望の使い方を実現できる場合があります。まずは残した状態の家具配置も考えてみるとよいでしょう。
垂れ壁や間仕切りには補強が必要な場合がある
床の間の上部にある垂れ壁を取ると、天井が連続して見え、開放感が生まれます。しかし、垂れ壁や周囲の壁の中に筋交いなどが入っている場合、簡単には撤去できません。耐力壁とは、地震や風などの横向きの力に抵抗する壁のことです。
部屋を大きくつなげたい場合は、壁を外せるかだけでなく、外した後に建物の強さをどう保つかまで検討します。状況によっては梁の補強などが必要になり、費用や工期も変わります。
戸建て住宅の間取り変更は、できる限り多くの柱や壁を取ることより、必要な部分を残しながら使いやすい空間にすることを優先したほうが現実的です。
古い住宅の解体ではアスベストにも注意する
古い建物の改修では、壁や天井などの建材に石綿(アスベスト)が含まれていないかを確認する必要があります。工事の規模が小さくても、解体・改修作業に係る部分の建材について事前調査が必要です。
調査は、原則として資格など一定の要件を満たす人が行います。一定規模以上の工事では調査結果の報告も必要ですが、報告対象でない小規模工事でも調査そのものが不要になるわけではありません。詳しくは厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイトに案内があります。
また、2025年4月からは、一定の木造戸建て住宅などで大規模な修繕・模様替えを行う際の建築確認手続きが見直されています。床の間の部分改修が直ちに対象になるわけではありませんが、大きな間取り変更と合わせる場合は国土交通省の案内なども踏まえ、工事業者に確認しましょう。
畳とフローリングでは床の間撤去後の仕上げ方が違う

撤去後の床材は、今の部屋を和室として使い続けるのか、洋室に変えるのかによって選び方が異なります。表面の色だけでなく、床の高さや掃除のしやすさも考慮したいところです。
和室のまま広げるなら畳とのつながりを確認する
和室を維持する場合、床の間だった部分に畳を追加する方法と、板張りのスペースとして残す方法があります。畳を延長すれば、部屋全体に一体感を出しやすくなります。
ただし、既存の畳と新しい畳は、同じ種類を使っても色が違って見えることがあります。さらに、部屋の寸法が変わることで、既存の畳をそのまま並べ替えるだけでは収まらない場合もあります。
畳を追加する場合は、必要な枚数だけでなく、寸法に合わせた製作や既存畳の交換が必要かも確認しましょう。家具を置く場所だけを板張りにする案なら、畳を全面交換せずに済む可能性があります。
フローリングにするなら継ぎ目と段差が重要
すでに洋室になっている部屋では、床の間だけが昔の状態で残っていることがあります。この場合は、周りのフローリングと高さをそろえ、継ぎ目が目立ちにくいように仕上げる方法が考えられます。
ただし、施工済みの床材が廃番だったり、経年変化で色が変わっていたりすると、まったく同じ見た目にするのは難しいことがあります。境目に見切り材を使う、別の床材でアクセントにするなど、あえて違いを生かす選択もできます。
部分補修と全面張り替えの差額が小さい場合は、完成後の違和感や将来のメンテナンスも含めて判断するとよいでしょう。
収納・作業スペースにするなら使い方から決める
床の間を撤去しても、必ず床全体を居室と同じ素材にする必要はありません。例えば、机を置くならキャスターが動かしやすい床、寝具を置くなら掃除しやすく湿気がたまりにくい構成など、使い方に合った仕様を考えます。
床の間は壁に囲まれた奥まった空間のため、家具を置くと通気が悪くなる場合があります。大型の収納家具をぴったり押し込むと、裏側の結露やカビに気づきにくくなることもあります。
使える奥行きだけでなく、家具の扉を開けるスペース、照明の届き方、コンセントの位置まで確認すると、広げた場所を無駄なく使いやすくなります。
床の間の撤去はDIYできる?業者に任せる範囲の判断

小さな床の間なら自分で取り壊せそうに感じるかもしれません。しかし、撤去そのものよりも、柱や壁の安全性を判断し、床を正しく作り直す作業に難しさがあります。
DIYで検討しやすいのは構造に触れない作業
床の間の模様替えとして、置物を片づける、取り外し可能な棚を撤去する、壁を装飾するなどの作業は、構造部材に手を加えない範囲で取り組めることがあります。部屋の使い方を試す目的なら、解体前に家具配置を変えるだけでも判断材料になります。
一方、床板の撤去や床組みの変更は、見えている部分だけでは完結しません。床を剥がした後に必要な下地工事を想定できないと、強度不足や段差の原因になりかねません。
予算を抑えたいなら、工事全体を自分で行うより、家具の移動や工事後の片づけなど、業者と相談して分担できる作業がないか確認するほうが無理がありません。
柱の切断や古い壁の解体は自分で判断しない
床柱や間仕切りを切断する工事には、構造上の問題だけでなく、壁の中の電気配線や建材に含まれる石綿などのリスクがあります。安全性を確認せずに解体を始め、後から専門工事が必要になると、かえって費用が高くつく場合もあります。
古い和室の塗り壁や天井材を壊す作業は、粉じん対策や廃材の適切な処分も必要です。「木材だけなら安全」「少ししか壊さないから調査は不要」といった考え方は避けましょう。
特に柱の撤去を伴う計画や、床に重量物を置く計画は、最初から専門家に相談することをおすすめします。
工期は工事の範囲と下地の状態で変わる
段差をなくして小さな範囲を仕上げる工事なら、数日程度で終わる場合があります。ただし、壁や天井の補修を伴うと工程が増え、和室全体を洋室へ改装するなら一週間前後からそれ以上かかることもあります。
工事の日数は、塗り壁や接着剤の乾燥、職人の手配、資材の納期などにも左右されます。住みながら工事する場合は、部屋を使えない期間、家具の仮置き場所、騒音が出る時間帯を確認しておきましょう。
また、解体後に傷みが見つかれば予定が変わる可能性があります。契約前に、追加工事が必要になった場合の連絡方法も決めておくと安心です。
床の間を撤去して後悔しないためのチェックポイント

床の間がなくなれば使えるスペースは増えますが、収納の減少や見た目の違和感など、完成してから気づく問題もあります。工事前には「何を置きたいか」「何を残したいか」を具体的にしておきましょう。
増える床面積より家具の配置を優先して考える
床の間の奥行きが増えても、手前に柱があると大型家具が入りにくい場合があります。タンス、ベッド、机などを置く予定なら、幅・奥行き・高さだけでなく、家具を搬入するための余裕も測る必要があります。
例えば、デスクを設置するなら椅子を引く空間が必要です。収納棚であれば扉や引き出しが開くかを確認します。床の面積だけを広げても、使い方に合わなければ期待したほど便利にならないことがあります。
工事前に家具の寸法を書き込んだ簡単な平面図を作り、業者にも共有すると、床柱を残す案と撤去する案を比較しやすくなります。
仏壇・掛け軸・季節の飾りの置き場を決める
現在は床の間をほとんど使っていなくても、仏壇や季節の飾りを置く場所として将来必要になるかもしれません。特に家族が共有する和室では、撤去を決める前に家族の意向を確認しておくとよいでしょう。
仏壇を置く場合は、寸法や重量に加え、扉の開閉やお参りする空間にも配慮が必要です。床の間をすべてなくすのではなく、一部を飾り棚や仏壇置き場として残す方法もあります。
将来の使い方が定まっていないなら、床柱を残す、壁を大きく壊さないなど、変更しやすさを重視する考え方もあります。撤去後に元の床の間へ戻す場合は、再び造作工事が必要になります。
色違い・寒さ・湿気まで確認する
床だけ新しくすると、長年使った畳や壁との色の差が目立つことがあります。特に自然光が当たる和室では、昼と夜で印象が変わるため、床材やクロスのサンプルを部屋に置いて確認すると選びやすくなります。
床の間だった場所の壁や床は、周囲と下地構成が異なることもあります。断熱材の有無や外壁に面するかどうかによって、完成後の冷えや結露の出方が変わる可能性があります。
「床の高さをそろえるだけ」で済ませず、必要なら下地の傷みや断熱についても現地調査で確認してもらいましょう。長く使う部屋ほど、目に見えない部分の確認が大切です。
床の間撤去の見積もりで比較したい項目と依頼のコツ

工事内容が小規模に見えても、業者によって提案する仕上げ範囲や含まれる作業が異なります。最初から依頼条件をそろえておくと、金額だけでなく提案の違いも比較しやすくなります。
見積書は「撤去後の完成状態」まで確認する
まず、床の間の解体、廃材処分、床下地、床材、壁・天井の補修、巾木や見切り材、養生などが見積もりに含まれているかを確認します。「一式」と書かれている項目は、具体的な範囲を質問しましょう。
床柱や垂れ壁が残るのか、柱を残した場合の表面の補修をどうするのかも重要です。床の高さがそろっていても、柱の足元に古い床板の跡が残れば気になる場合があります。
仕上げ材の品番や施工面積、追加費用が発生し得る条件も確認しておくと、工事開始後の認識違いを減らせます。
現地調査の前に写真と希望をまとめておく
問い合わせの際は、床の間の正面写真だけでなく、左右の柱、床の段差、天井付近、隣の部屋との位置関係が分かる写真を用意すると説明しやすくなります。おおよその幅と奥行きも測っておきましょう。
希望は「床の間をなくしたい」だけでなく、「畳のまま机を置きたい」「ベッドを置くので平らな床にしたい」「柱は残してもよい」など、使い方まで伝えるのがポイントです。
築年数、建物の種類、過去の改修履歴も分かる範囲で共有してください。構造が不明な場合は、その旨を伝えて現地で確認してもらうほうが確実です。
複数の見積もりは同じ条件で比べる
比較するなら、少なくとも「床だけを平らにする案」と「周囲の内装まで整える案」のどちらを希望するかを統一しましょう。一方が床柱を残し、他方が撤去する計画では、総額が違っても単純な価格比較はできません。
費用だけでなく、構造上の確認方法、養生の範囲、仕上げの提案、追加工事の説明、工事後の対応も判断材料です。小さな工事でも、現地を見ずに一律価格を示す場合は、どこまで含まれているか慎重に確かめましょう。
マンションでは管理規約や工事申請、床材の遮音性能などに制限がある場合もあります。着工前に管理組合への確認が必要か、業者と一緒に確認してください。
まとめ|床の間を撤去して部屋を広げるなら床と柱を先に確認
床の間を撤去すれば、これまで使いにくかった場所を家具置き場や生活スペースとして活用できる可能性があります。とくに段差をなくして床をつなげる方法は、部屋全体を改装しなくても使い勝手を変えられる選択肢です。
ただし、床柱や垂れ壁を撤去できるかは構造確認が必要であり、床の下地づくりや仕上げ費用も含めて予算を考えることが大切です。畳やフローリングの色合わせ、重い家具を置く場合の床の強度にも注意してください。
まずは床の間の寸法と置きたい家具を整理し、「段差だけ解消する案」と「内装まで変える案」を比較してみましょう。工事範囲をそろえて複数の見積もりを確認すれば、必要な工事と費用のバランスを判断しやすくなります。



