マンションのリビングと和室に段差があると、出入りするたびに足を取られないか気になります。小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、転倒を防ぐために段差解消を考える方も多いでしょう。しかし、畳を薄くするだけでよいのか、床を工事する必要があるのか、費用はいくらかかるのかは判断しにくいものです。
マンションのリビングと和室の段差解消は、多くの場合で検討できます。ただし、床の構造や管理規約によって方法は変わります。和室を残す場合と洋室に変える場合を分けながら、施工方法、費用の目安、工事前の確認事項を整理します。
マンションのリビングと和室の段差解消はできる?結論と判断基準

マンションでもリビングと和室の段差を小さくしたり、床面をほぼ同じ高さにしたりする工事は可能です。ただし、すべての住戸で完全なフラット化ができるわけではありません。段差の原因が畳の厚みにあるのか、床下地やコンクリートの構造にあるのかによって、実現しやすさが変わります。
段差が数センチでも解消できるかは床下で決まる
たとえば、和室がリビングより5cmほど高く、厚い畳を敷いているケースなら、畳と下地の厚みを見直すことで差を縮められる可能性があります。これに対して、和室の下に配管や設備が通り、床を下げる余裕がない場合は、同じ方法では解決できません。
段差の高さだけで工事内容を決めず、畳を外した下の状態や、リビングの床のつくりを確認することが大切です。見た目が似ている住戸でも、直貼り床と二重床では施工の選択肢が違います。
段差を「なくす」と「つまずきにくくする」は別の目的
床全体を水平につなげたい場合は、畳や床下地を調整し、必要に応じて敷居も交換します。一方、足が引っかからないことを優先するなら、出入り口の段差をなだらかにする方法でも使い勝手が改善する場合があります。
ただし、車いすや歩行器で通ることを想定する場合、少しの傾斜や細い見切り材が障害になることもあります。誰がどのように通るかによって、適切な完成形は変わります。
完全に同じ高さへそろえられないケースもある
建物を支える床のコンクリート部分を削らなければ高さが合わない、既存の配管に干渉する、十分な遮音性能を確保できないといった場合には、完全なフラット化を優先できないことがあります。マンションの躯体は共用部分にあたることが一般的で、自由に削れるものではありません。
段差を残す判断になっても、出入り口だけ緩やかな傾斜にするなどの方法はあります。工事の可否を「ゼロにできるか」だけで判定せず、残る高低差と使い方まで確認しましょう。
リビングと和室に段差ができる主な原因

段差をなくす方法を考えるには、まずどの部分が高さを生んでいるのかを知る必要があります。床の表面だけを見て判断すると、予定外の下地工事が必要になったり、交換した畳が納まらなかったりします。
厚い畳とフローリングの仕上げ厚の違い
一般的な畳には、厚さが55〜60mm程度のものがあります。これに対して、フローリングの床材自体は比較的薄いため、下地の高さが同じでも和室側の床面が高くなることがあります。畳の厚みを減らせるなら、段差解消の余地が生まれます。
薄畳には15mm程度の製品もありますが、既存の畳をそのまま薄く削ればよいわけではありません。畳床という芯材や施工方法が異なるため、畳を交換し、必要に応じて下地も調整します。薄畳と一般的な畳の厚みについてのメーカー情報も参考になります。
敷居や建具のレールだけが出っ張っている
畳とフローリングの床面はほぼ同じなのに、ふすまの敷居や引き戸のレールだけが高くなっている場合もあります。このケースでは、床全体を工事しなくても、敷居の交換やレールの変更で改善できる可能性があります。
ただし敷居は建具を支え、戸の動きを安定させる役割も持っています。出っ張りを単純に切り取ると扉が動かなくなることがあるため、戸車や建具枠を含めた調整が必要です。
和室の床下地が一段高く組まれている
畳の下に木材で組んだ床下地や高さ調整用の材料があり、それ自体がリビングより高い場合もあります。下地を組み直せれば床を下げられますが、下の配管や電線、床を支える部材との取り合いを確認しなければなりません。
逆にリビングの床が低い構造なら、和室側を下げるより、リビング側を上げるほうが施工しやすいこともあります。その場合は室内全体の床高さに影響するため、廊下や窓際との段差を新たにつくらない配慮が必要です。
古いマンションほど図面と現況の確認が重要
築年数だけで段差の原因が決まるわけではありません。ただ、過去のリフォームで床材が重ね張りされていたり、和室だけ仕様が変更されていたりする可能性があります。購入時のパンフレットと現在の床構造が異なることもあります。
施工会社には、管理会社から入手できる図面と現地の状態を突き合わせてもらいましょう。特に中古マンションでは、床下を確認するまで確定できない工事範囲を見積書に明記してもらうと安心です。
段差解消の方法は4つ|和室を残すかどうかで選ぶ

マンションの段差解消には、和室側を低くする方法、リビング側を高くする方法、境目をなだらかにする方法があります。どれが適しているかは、畳を残したいか、床材を統一したいか、他の部屋とのつながりをどうするかで変わります。
| 方法 | 向いている状況 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 薄畳に交換 | 和室を残し、畳の厚みが段差の主因 | 下地・敷居・押入れ床の調整 |
| 和室の床下地を調整 | 床組みに下げる余裕がある | 配管・遮音・床の強度 |
| リビングの床をかさ上げ | 和室を下げられず、広い範囲を改修する | 廊下・扉・窓際の高さ |
| 固定式のスロープ・見切り | 床全体を触らず、通行時の危険を減らす | 傾斜・すべり・通行幅 |
薄畳に交換して和室の床面を下げる
和室をそのまま使いたい場合、まず検討しやすいのが薄畳への交換です。畳表の見た目を保ちながら仕上がりの厚さを小さくできるため、リビングとの段差を縮められる場合があります。畳の新調を考えていた家庭なら、内装更新を兼ねられるのも利点です。
しかし、畳だけ交換すると敷居や押入れの床が高いまま残ることがあります。薄畳が沈み込んだり、床の下にすき間ができたりしないよう、畳床と下地の組み合わせも確認する必要があります。材料の厚さだけでなく、完成後の床高さで見積もってもらいましょう。
和室の床下地を組み直し、フローリングに合わせる
下地を撤去・調整して必要な高さに組み直す方法です。畳のまま仕上げることも、フローリングへ変更することもできます。仕上がりをそろえやすい反面、工事中に床下の状態を確認する必要があり、畳の交換だけより費用がかさむことがあります。
注意したいのは、床下の厚みを減らすことで遮音性や安定性を損なわないことです。マンションでは下階への音にも配慮が求められます。単純に床材を薄くするのではなく、許可される床構成を含めて施工方法を検討します。
リビングの床を上げて高さを合わせる
和室側を下げられない場合、リビングの床下地をかさ上げする選択肢もあります。リビングを含めて床材を張り替える予定なら、全体の計画に組み込みやすい方法です。
もっとも、和室との境目だけが平らになっても、廊下の入り口に新しい段差が生じては本来の目的を達成できません。掃き出し窓の下端、室内ドアの開閉、床暖房、天井までの高さにも影響します。リビング単体ではなく、住戸全体の動線で判断することが重要です。
スロープや見切り材で境目を緩やかにする
床全体を解体せずに段差の角をなくしたい場合は、固定式のスロープや傾斜付きの見切り材を取り付ける方法があります。比較的小さな工事で対応できる場合がありますが、段差が高いほど緩やかな傾斜を確保するために長さが必要になります。
特に車いすでは、短く急なスロープは押し上げにくく、転倒や後退の危険もあります。出入り口の幅、扉の可動範囲、床材のすべりにくさも合わせて確認しましょう。置くだけの段差解消材は固定工事とは違い、ずれやすさにも注意が必要です。
マンションの段差解消リフォーム費用はいくら?

費用は段差の高さよりも、どこまで床を解体して調整するかで大きく変わります。床の境目だけを直す工事と、和室全体の床を組み直す工事では、金額を同じ基準で比べられません。
以下は工事内容を考えるための概算です。広さや現況、工事地域、材料、管理規約への対応によって変動するため、確定価格ではありません。
| 工事の範囲 | 費用の考え方 | 主な内訳 |
|---|---|---|
| 敷居・境目のみの調整 | 数万円〜十数万円程度を想定 | 敷居交換、見切り、建具調整 |
| 薄畳交換と部分調整 | 10万〜40万円程度を仮予算に | 畳、下地の部分調整、境目の仕上げ |
| 和室の床全体の段差解消 | 20万〜40万円程度が一つの参考 | 既存床撤去、下地工事、床材施工 |
| 間仕切り撤去を含む一体化 | 50万〜100万円以上になる場合も | 床、壁、建具、内装、廃材処分 |
和室とリビングを一体化する工事の参考情報には、床の段差解消を20万〜40万円とする工事費用の掲載例があります。ただし、敷居だけの工事と床全面の改修では条件が異なるため、表の数字を一律の相場と考えないことが大切です。
境目だけの工事と床全面の工事は分けて考える
敷居の出っ張りだけが問題なら、床材を残して境目を直すほうが負担を抑えやすくなります。一方、和室が全体的に高い場合は、見切り材だけを交換しても高さの差は残ります。段差を完全になくしたいという希望なら、薄畳や下地工事を含む見積もりが必要です。
予算が限られている場合は、まず「安全な通行ができればよいのか」「床面を完全にそろえたいのか」を決めると、不要な工事を減らしやすくなります。
和室を広げたり壁を撤去したりすると費用は増える
リビングと和室を一体化する場合、床の高さ調整に加え、ふすまや間仕切りの撤去、天井や壁の仕上げ直しが必要になることがあります。畳をフローリングに変更するなら、材料と遮音下地の費用も考えなければなりません。
実際に、間仕切りの変更と段差解消を含むマンションの和室改修で60万円という施工事例があります。この金額を段差解消単独の費用と誤解しないことが重要です。床以外の工事をどこまで含むかで総額は変わります。
見落としやすい追加費用は建具と処分費
畳を薄くした結果、ふすまの下にすき間ができたり、押入れの床が高く残ったりすることがあります。こうした部分を直す費用は、当初の床工事の見積もりに含まれていない場合があります。
古い床材の撤去費や運搬処分費、共用部分の養生、エレベーターの使用条件、床下の補修、家具の移動も確認しましょう。「一式」だけの見積書より、項目ごとに費用が分かれたもののほうが比較しやすくなります。
マンションならではの注意点|管理規約と遮音性能を確認

工事を頼む前に、管理規約・工事申請の要否・床材の遮音条件を確認することが欠かせません。室内の床でも、マンションでは自分だけの判断で変更できない部分があります。見積もりを取る段階から、施工会社へ規約の内容を伝えましょう。
専有部分でも工事申請や承認が必要な場合がある
区分所有する住戸の内部でも、床材の変更や間仕切りの撤去などに管理組合への申請を求めるマンションがあります。申請書、施工図、使用材料の資料、工事日程などの提出が必要な場合もあります。
国土交通省は管理規約の参考となるマンション標準管理規約を公表していますが、実際に守るべきなのは住んでいるマンションの規約や使用細則です。標準規約だけを読んで着工可否を判断しないでください。
遮音フローリングと床下地はセットで確認する
畳からフローリングに変更する場合、下階へ伝わる足音や物を落とした音に配慮が必要です。管理規約では旧来のLL-45などの表記が残っていることもあれば、床材の遮音改善量を示すΔL等級で確認する場合もあります。
ここで重要なのは、床材単体に遮音性能の表示があれば、どの床構造でも同じ結果になるわけではない点です。直貼り床と二重床では試験条件や構成が異なります。床の遮音等級に関する業界団体の説明も参考に、現在の床のつくりに合った材料・工法かを確認しましょう。
床のコンクリートや配管は勝手に削らない
床の高さを合わせるためにコンクリートを削ればよい、と考えるのは危険です。マンションの床スラブと呼ばれるコンクリート部分は建物の構造に関わり、一般に共用部分として扱われます。切削や穴あけは管理上の制限を受けるだけでなく、建物の安全性にも関わります。
配管や電線がある場所でも、収納スペースの下や和室の床下に何が通っているかによって工事内容は変わります。現況が確認できない場合は、解体後に変更が生じた際の費用負担まで契約前に確認しましょう。
間仕切りの撤去と床の段差解消は別々に判断する
和室をリビングと一体化したい場合でも、壁を撤去できるかは床の高さとは別の問題です。構造上重要な壁や、設備・配線が通る壁は、自由に取り外せるとは限りません。
ふすまを外すだけでよいのか、枠まで撤去するのか、壁を減らすのかで工事の内容が大きく変わります。特に照明スイッチやコンセントが付いている壁は、電気工事が追加される可能性があります。
和室を残して段差をなくす?洋室へ変更する?

床の高さを合わせる工事は、和室の使い方を見直す機会にもなります。ただし、段差解消のためだけに洋室へ変更する必要はありません。現在の暮らし方と、数年後の使い方を考えて選ぶと無理がありません。
畳を残すなら薄畳と敷居の調整が候補
子どもの遊び場、布団を敷く寝室、来客用スペースとして和室を使う場合は、畳を残すメリットがあります。薄畳で床面をそろえられれば、座って過ごす部屋としての使い方も維持できます。
一方、畳はフローリングと比べて家具の移動やキャスターの使用に向かない場合があります。特に薄畳を採用するときは、家具の脚によるへこみや畳の固定方法、交換時の費用も確認すると、完成後の不便を減らせます。
洋室へ変更すると掃除と家具配置はしやすくなる
和室を仕事部屋やダイニングの延長として使いたいなら、フローリングにする選択肢があります。掃除機や椅子の移動がしやすく、見た目にもリビングとつながった印象を出しやすくなります。
ただし、床材を統一すれば自然に高さもそろうわけではありません。畳を撤去すると床面が大きく下がる場合があり、新しい下地が必要です。さらに、マンションではフローリングの遮音条件を満たす必要があるため、材料だけで価格を判断しないことが大切です。
将来の介護を見据えるなら通路と扉も確認
今は少しの段差が気にならなくても、将来、歩行器や車いすを使うようになると出入り口の幅や扉の形状も重要になります。段差だけをゼロにしても、開き戸が通路をふさいだり、引き戸のレールが突出したりすれば、移動しにくさは残ります。
家具の配置も含めて、普段通る場所に十分な幅があるか確認しましょう。和室を残すこととバリアフリー化は両立できる可能性がありますが、見た目より日常の動きを優先した設計が向いています。
段差解消を安全につなげる工夫と補助制度

リフォームの目的が転倒予防なら、床の高さだけでなく、すべりやすさと移動動線まで考える必要があります。条件に合えば公的制度を利用できることもありますが、申請のタイミングには注意が必要です。
スロープは高さだけでなく長さと幅も大切
たとえば5cmの段差を短い見切り材だけでつなぐと、急な傾斜になります。歩行器の脚や車いすの小さな車輪は、この傾斜に引っかかることがあります。使う方の身体状況に応じ、十分な長さと通行幅を確保することが必要です。
出入り口の前に家具があれば、スロープの長さを確保できないかもしれません。置き型の部材を使う場合も、端が浮いたり滑ったりしないか確認します。安全性を優先するなら、現場で実際の動作を見てもらうと判断しやすくなります。
床を平らにしても滑りやすい材料は避ける
段差がなくなると歩きやすくなりますが、床が滑りやすければ転倒する危険が残ります。靴下で歩くことが多いか、室内用の車いすを使うか、濡れた足で行き来することがあるかなど、生活状況に合わせて床材を選びましょう。
厚いカーペットやマットを敷くと、その端が新しいつまずきポイントになる場合があります。見た目の統一感に加え、掃除のしやすさ、床材同士の境目、扉の下のすき間まで点検することをおすすめします。
介護保険の住宅改修は事前申請が原則
要支援・要介護認定を受けている方が居住する住宅では、条件を満たす段差解消工事が介護保険の住宅改修費の対象になる場合があります。原則として20万円までの対象工事費に対し、負担割合に応じて7〜9割が支給される仕組みです。
ただし、希望する内装工事の費用すべてが対象になるわけではありません。また、原則として着工前の申請が必要です。介護保険の住宅改修の案内を確認し、担当のケアマネジャーや自治体の窓口へ相談しましょう。
2026年の住宅省エネ関連補助金は段差解消だけでは使えない
2026年の「みらいエコ住宅2026事業」では、条件を満たす段差解消工事がバリアフリー改修の補助対象に含まれ、段差解消の補助額は1戸あたり8,400円と案内されています。ただし、住宅の築年数や対象工事の組み合わせ、申請額の下限などが定められています。
段差解消工事だけを頼めば8,400円が受け取れる、という制度ではありません。省エネ改修などの必須条件を満たす計画かどうかを、登録事業者に確認する必要があります。申請期限や予算の状況も変わるため、制度の公式案内で最新の要件を確認してください。
失敗しないための現地調査と見積もりの進め方

段差解消を希望どおりに仕上げるためには、床の構造を調べ、完成後の高さを具体的に共有することが重要です。費用だけでなく、工事範囲と保証できる仕上がりを比べましょう。
見積もり前に段差の高さと部屋の状況を伝える
まずリビングと和室の境目を写真に撮り、可能なら床面の高低差を定規などで測ります。畳の厚さ、和室の広さ、敷居の形、ふすまや引き戸の有無も伝えると、相談が進みやすくなります。マンションの管理規約や床の図面があれば準備しておきましょう。
ただし、目視や簡単な計測だけでは床下の状況までは分かりません。見積もりで必要な現地調査の内容と、床を一部開ける調査が必要かどうかも確認します。
見積書では完成後の高さと追加費用の条件を見る
見積書には、畳・既存床の撤去、下地調整、仕上げ材、敷居・建具工事、廃材処分、養生費などが含まれているか確認します。加えて「リビングと和室の仕上がり高さの差を何mmにする予定か」を書面や図面で示してもらうと安心です。
解体後に下地の傷みが見つかった場合など、追加費用が発生する条件も事前に決めておきます。見積もり金額に差があるときは、安いほうが必ずしも同じ内容を施工するとは限りません。
複数の見積もりは同じ条件で比べる
比較する際は「和室は残す」「段差はできればゼロ、難しければ何mmまで許容」「床の遮音規定に適合する」「敷居も調整する」など、希望条件を共通にして伝えます。そうすれば施工会社ごとの提案の違いが見えやすくなります。
特にマンションの床工事に慣れているか、管理組合への申請資料を用意できるか、工事後の段差や床鳴りへの対応はどうなるかを確認してください。費用が安くても管理規約を満たさない提案なら採用できません。
見積もりで伝える条件は「現状の段差の高さ」「畳を残すか」「段差ゼロが必須か」「管理規約の遮音条件」「敷居と建具も含めるか」の5点です。
まとめ|マンションのリビングと和室の段差解消は床構造を確認して選ぶ
マンションのリビングと和室の段差は、薄畳への交換、床下地の調整、リビング側のかさ上げ、境目への固定式スロープなどで改善を目指せます。最適な方法は、段差の原因と和室の使い方によって異なります。
費用を抑えたいなら、まず敷居だけの問題なのか、和室全体が高いのかを見極めましょう。完全なフラット化を希望する場合でも、床のコンクリートや配管の制約、遮音性能、管理規約を無視した施工はできません。
工事前には、完成後の床高さ・工事範囲・追加費用・管理組合への申請を確認することが大切です。同じ条件で複数の見積もりを比較すれば、暮らし方と予算に合った段差解消の方法を選びやすくなります。


